武田 伊坂さんて多作ですよね。
伊坂 どうだろう、そうですかね。
武田 始めは、結構追っかけてたつもりだったけど…。
伊坂 あ、少し前に立て続けに新作が出た時がありました。今もいろいろ書いてはいるんですけど、一生懸命書いて、たくさん出しても、そんなに幸せにならないんですよ(笑)。いろいろ言われてしまうし。実際、僕は(レオス・)カラックスとか、めったに作らない人が好きなんですよ。
武田 カラックスはやばいですよぉ。
伊坂 あ、今度短編撮るの知ってます? 東京を舞台にしたやつで、『グエムル』のホン・ジュノともう1人で、オムニバスをやるという噂を聞いたんですけど。本当だったら凄いですよね。
武田 そうですね。彼『ポンヌフの恋人』から『ポーラX』までも相当空いてて、あれから撮っていなかったんじゃなかった?
伊坂 僕はそういう寡作なところが好きなんですよね。でも(スティーブン・)スピルバーグとか、あんなに撮ってるのもすごいですよね。
武田 『ミュンヘン』観ました?
伊坂 まだ観てないです。いいんですか?
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伊坂幸太郎(いさか こうたろう)
1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で第5回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞し作家デビューする。2003年『重力ピエロ』が直木賞候補となる。2004年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞を受賞。短編『死神の精度』(「オール讀物」2003年12月号)で第57回日本推理作家協会賞を受賞。他の著作に『ラッシュライフ』、『陽気なギャングが地球を回す』があり、好評を博している。大学時代より仙台在住。
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