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三居沢には滝が流れ落ち、まるで深い森の中にいるかのよう

奥羽山脈の森の中で生まれ渓谷を流れてきた広瀬川は、まちに流れ込む青葉区三居沢のあたりから暮らしや人との深いかかわりを持ち始めます。いまでこそまち中といえる三居沢も、かつては人里離れた奥深い山。お不動さんの隣には発電所が並び、どこか不思議な雰囲気が漂います。

三居沢不動滝を見上げれば

薄暗いほどに茂る木々の間をすべり落ちてくる滝。寒さのきびしい冬には、すっかり凍りつくこともあります。滝つぼにはお不動さんが祀られ、お参りの人が絶えません。戦前には滝に打たれる修験者もいたと聞きます。

1.赤い鳥居の三居沢不動堂へ

山の斜面に近づいていくと小さなお堂があり、その奥には不動滝がしぶきを上げています。あたりはひっそりとして湿っぽく、霊験あらたかな雰囲気。大都市にいることを忘れてしまいそうです。

2.日本で最初の水力発電所・三居沢発電所

ここにあった紡績会社が水力を利用して一灯の電灯をともしたのは明治21年(1888)のことでした。発電はいまも行われ、電気が供給されています。可愛らしい木造の建物は明治42年(1909)の竣工で、文化庁登録文化財。

3.三居沢電気百年館で電気の歴史を学ぶ

電気事業100年の歴史をわかりやすく解説した小さな博物館が発電所の右手に建っています。

4.牛越橋には仙台城築城の物語がある 

仙台城築城のとき、国見の山で切り出した石を牛たちが引いてこの付近の川を渡ったといいます。橋の上からは、川が大きく開け、上流を見ても下流を眺めてもスケール感がある風景が楽しめます。

5.河川敷を歩く

牛越橋の上流、左岸に広がる河川敷は、川面を間近に眺められるポイント。犬の散歩の人や遊びに興じる中学生の間を、近道に使う近所の方たちが足早に歩いていきます。

6.河川敷上の遊歩道

牛越橋から澱橋までの間には広々とした河川敷が広がっています。その上の遊歩道を歩けば、何ともいえない開放感。走り込む人、散歩の人に混じって、深呼吸がしたくなります。

7.蛇行に沿って3つの淵

河川敷には、付近にある瀬の説明を刻んだ大きな石碑が立っています。瀬の上に仙台三十三観音一番札所の法楽院観音堂があることからついたとされる「観音淵」、近くに陸軍の兵舎があり、新兵たちがよく洗濯したり水練をしたりしていたといわれる「新兵淵」、川べりから伊達家家臣の白川氏の屋敷にある老松が見えたとされる「松淵」。川に流れた歴史に思いをはせるのもいいですね。

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