歴史的建造物

Historic monuments

荘厳寺山門 しょうごんじさんもん

荘厳寺(しょうごんじ)は青葉区新坂町にあり、仙台藩の絵師・儒者である佐久間洞巌(さくまどうがん)の墓があります。

その山門は三間一戸(さんけんいっこ)の薬医門(やくいもん)で、切妻造本瓦葺(きりづまづくりほんかわらぶき)の堂々とした門であり、江戸時代初期の上級武家門の数少ない遺構として、仙台市有形文化財に指定されています。伊達騒動・寛文事件で知られる仙台藩家老原田甲斐宗輔(はらだかいむねすけ)の青葉区片平丁(かたひらちょう)にあった屋敷門を移築したものと伝えられ、逆臣の門ということで、「逆さ門(さかさもん)」と呼ばれていましたが、全体的に老朽化が進んだため解体修理を行ったところ、柱材の上下を逆さに、左右の位置を交換して建て直した門であることが判明し、「逆さ門」の由来が明らかとなりました。