特集
Feature東北の中心都市である仙台には、仙台・東北の文化に触れることができるミュージアムが多くあります。温泉郷近辺や公園に隣接していたりと、自然豊かな周辺環境の魅力も杜の都仙台ならでは。今回は中でも、独自の展示や体験を楽しめる7施設を厳選してご紹介します。
世界初の万華鏡専門美術館として1999年に秋保温泉の入り口にオープン。万華鏡を発明したスコットランドの物理学者による作品や貴重なアンティークを見学するだけでなく、実際に覗き込んで、煌びやかな光景にたっぷりと浸かれます。鉱石やビーズなど好みの素材とオイルを小瓶に入れる「着せ替え万華鏡」作り体験もおすすめです。
総面積60ha(東京ドーム12個分以上)の「台原(だいのはら)森林公園」内にあり、自然物の観察や科学実験、エネルギーなどの生活の科学、様々なロボットなど、幅広く科学に触れられる“体験型科学館”です。大きなシャボン玉の中に入ったり、段ボール製の大型ブロックで遊ぶなどユニークな体験ができるほか、植物の標本や鉱物の展示から自然界のしくみを体験することができます。また、子ども向けの実験・工作教室(チェンジラボ)も毎日開催しています。
宇宙の誕生・歴史・仕組み、天体の特徴が模型や映像で紹介されており、楽しみながら学べる天文台。口径1.3メートルで、17等星ほど(※)の暗い星まで観測ができる性能を持つ「ひとみ望遠鏡」や直径25メートルの水平型ドームが臨場感を演出するプラネタリウムが見所です。
※人間の肉眼で見えるのは6等級ほど
伊坂幸太郎氏や熊谷達也氏など、宮城にゆかりのある作家の直筆原稿や愛用品などを展示しています。また、青野文昭や佐伯一麦をはじめとする表現者たちの震災後の葛藤を伝えるコーナーも。さらに、仙台在住の漫画家いがらしみきお氏の仕事場を再現したコーナーや児童文学の紹介もあり、大人だけではなく子どもも楽しめます。
市民から寄贈された江戸時代から昭和初期の道具などを展示し、仙台・宮城の伝統的な暮らしや明治から昭和までの戦時中の様子を伝える資料館。昭和30年頃までの大工や鍛冶など職人の道具や駄菓子屋を復元したコーナーもあります。館内には下駄屋など町場の職人や宮城県知事指定伝統的工芸品である堤焼などの工芸家に取材をしてまとめた資料も紹介されています。
標高7メートルの地層から発見された旧石器時代の森の遺跡を、発掘されたままの状態で見学することができます。遺跡には森を訪れた旧石器人の焚火跡や石器(レプリカ)などが保存・展示されています。展示室では出土した本物の石器を展示しているほか、当時の暮らしや環境を詳しく紹介しています。
多彩なコレクションを公開「カメイ美術館」世界各地の約14,000頭もの蝶の標本が展示されている美術館。その数は世界屈指! 蝶のほか、近代日本をメインに海外の作家の作品も集めた絵画コレクション、大正時代や昭和10年代の古作をはじめとしたこけしコレクションも楽しめます。絵画とこけしは不定期で特別展を開催しています。
キャンプというと山間の自然が奥深い場所まで足を運ぶイメージもありますが、仙台のキャンプは観光も味わえるスポットが満載です。ショッピングや観光地めぐり、温泉を楽しんで快適な休日を過ごしたいというファミリーキャンプにぴったりですよ。