特集
Feature仙台ならではの体験を旅のプランに入れてみませんか?旅をもっと楽しくする、この秋ぴったりの体験プログラムをご紹介します。今回スタッフがそれぞれのプログラムを一足先に体験してきました!是非ご覧ください。
市民が農業と緑にふれあう憩いの場として、また、地場生産物への理解を深める場として親しまれている「せんだい農業園芸センター みどりの杜」は、いま、ブドウやナシ狩りの最盛期です。ブドウはピオーネ・クインニーナ・シャインマスカット、ナシは南水・あきづき・甘太がまさに食べごろです。スタッフに案内されながら、旬の果実を自分で収穫することができ、持ち帰っていただきます。市場には出荷されない「みどりの杜」の果物は、木でじっくりと完熟され、どれを摘んでも外れなしです。そして、収穫するだけではなく、スタッフが収穫できる果物の種類や糖度など、果物の専門知識を丁寧に説明してくれます。時期により様々な品種を育てているため、旬の時期に合わせ、2度・3度と訪れるリピーターも多いそうです。これからはイチジクも最盛期に入り、黒々と熟した、まるでジャムの様なイチジクが楽しめるそうです。仙台駅から地下鉄とバスを乗り継ぎ約30分、気軽に果物狩りが楽しめる「街中果樹園」です。
ナシ園は、斜めの枝に実を付けるジョイント栽培。低い位置に実があるので子供も採りやすい。
収穫方法も丁寧に教えてくれます。
東北の秋と言えば芋煮会!秋保温泉の木の家ロッジ村では便利で楽しい、いも煮会プランが人気です。木の家ロッジ村のいも煮会プランは、日帰りプランと平日限定の宿泊プランがあります。味噌仕立ての仙台風いも煮セットは、豚肉、味噌、野菜類、こんにゃく、豆腐に、もちろんシメのうどんも用意されています。また、鍋などの調理器具やどんぶり、割り箸、薪、軍手まで付いてくるので、手ぶらで気軽に芋煮ができます。そして、食材や飲み物などの持ち込みが自由なのも嬉しいところ。アイディア次第で楽しみ方はいろいろです。宿泊プランは平日限定ですが、とってもお得!夕食にいも煮材料付き、ロッジ料、入場料と宿泊者専用温泉の入浴料金が含まれています。日帰りプランでも、「いも煮会」プランを利用した方は、併設する日帰り温泉「市太郎の湯」の入浴料が割引になるのでサッパリと汗を流して帰れます。周りには山や川、そして温泉街があり、秋保地域のいいところが凝縮されたこの場所で癒されながら、非日常な気分を味わってみてはいかがでしょうか。東北ならではの「秋」を満喫しましょう。
自然の中で味わう芋煮はまた格別です。
準備されている材料を煮込めば、おいしい芋煮の出来上がり!
「日本人には、太古から麹万歳な遺伝子が備わっている!」と、楽しげに語る前川さんが開く「抱いて育てる糀づくりワークショップ」は、日本人の健康と食文化を支えてきた糀(米麹)を、自分の体温で温め発酵させてつくる、愛情たっぷりな「糀の仕込み」を体験できるワークショップです。大学時代から微生物を専門に学んできた前川さんでしたが、実家に帰ったある日、お婆ちゃんに、「いっしょに作ろう」と言われ体験した糀仕込みが、彼女の心を動かしました。温度や匂いをたよりに、昔から家庭で行われてきた、簡単で、でも愛情深いその方法は、目から鱗です。ワークショップでは、糀の種類や効能、仕込みや育て方、そして糀を使った(甘酒・塩麹・醤油麹)のつくり方を丁寧に教えてもらいます。そして、糀で作ったシャーベットやドレッシングの試食など、盛りだくさんの内容となっています。前川さんが考案した、人の体温を活かして糀を発酵させる、正に育てる糀づくりを体験すると、糀への愛情が止まらなくなります。自分で育てた糀で仕込む、甘酒や塩麹・醤油麹のお味は絶品です。
丁寧な説明で糀への理解も深まります。
蒸しあがったお米と種麹をやさしく混ぜます。