仙台五大まつり〈仙台・青葉まつり、仙台七夕まつり、定禅寺ストリートジャズフェスティバル、みちのくYOSAKOIまつり、SENDAI光のページェント〉をはじめ、伝統行事からイベントまで、四季折々に繰り広げられる杜の都のまつり絵巻が、街を華やかに彩ります。
仙台・青葉まつりは城下町仙台の春を告げる代表的な祭です。
宵まつりは、仙臺すずめ踊りの総踊りをはじめ、夕方から夜にかけて提灯が灯された山鉾が勇壮に定禅寺通を練り歩く「仙台宵山鉾」が行われます。第30回目の際に復活した「仙台木遣り」も必見です。日曜日の本まつりでは、新緑のケヤキ並木に繰り出す勇壮な全11基の山鉾と武者行列が行われる仙台時代絵巻巡行が新緑の仙台の通りを練り歩きます。
■お問い合わせ:仙台・青葉まつり協賛会 / TEL 022-223-8441
仙台七夕まつりは、青竹に飾られた和紙と風が織りなす夏の風物詩。吹き流しや仕掛けものなど趣向をこらした約3,000本をこえる笹飾りが、仙台市内にアーチを描きます。その豪華絢爛さは目を見張るばかりですが、市民の心意気でそれぞれの地区の街角を彩る吹き流しも必見です。仙台市民広場では「仙台七夕おまつり広場」が設置され、華やかなステージが催し物が繰り広げられます。前夜祭として、「仙台七夕花火祭」が行われ、毎年約16,000発の花火が盛大に打ち上げられます。
■お問い合わせ:仙台七夕まつり協賛会 / TEL 022-265-8185
ケヤキ並木の定禅寺通をはじめとした仙台の街が、この日だけのステージに変わり、街中に音楽が溢れます。ジャンルはジャズやロック、ワールドミュージック、ゴスペルなど様々。宮城県内をはじめ全国、海外から、あらゆるジャンルのグループが参加しています。様々な音楽ジャンルに分かれたステージをはしごして、ストリートジャズを楽しみ、リズムをとったり、踊ったり、仙台名物の食べ物や、地酒、好きな飲み物と世界の料理を楽しんだり、杜の都・仙台が音楽に包まれる二日間はいろいろな楽しみ方が溢れています。
■お問い合わせ:公益社団法人 定禅寺ストリートジャズフェスティバル協会 / TEL 022-722-7382
手には鳴子を持ち、地元の民謡の一節を盛り込んだ曲に合わせて踊ることが、みちのくYOSAKOIまつりの基本ルール。衣装・振り付けは自由、音楽のジャンルを問わない独創的なアレンジに合わせ、躍動感あふれる華麗な踊りは観客を圧倒します。みちのくYOSAKOIまつりの魅力は、各地の参加者がその民謡と地域性を披露するだけでなく、同じ理念を共有する遠くの仲間とも一体感を得る事ができる事です。よさこいを愛する人の輪は、着実に全国の市町村まで広がっています。
■お問い合わせ:一般社団法人 みちのくYOSAKOI協議会 / TEL 022-268-2656
仙台の冬を彩るイベント。定禅寺通のケヤキ並木に数十万個ものLED電球が取り付けられ、そのオレンジ色の温かみのある光が通りを包みます。スターライト・ファンタジー「サンタの森の物語」では、サンタやトナカイに扮した市民やマーチングバンドが定禅寺通をパレードします。市民広場ではクリスマスマーケットや、特設のスケートリンクなども設置される他、全ての明かりが消灯し、1分後に一斉に点灯する「スターライト・ウインク」は見る人々に感動を与えてくれます。
■お問い合わせ:SENDAI光のページェント 実行委員会 / TEL 022-261-6515
仙台の初売り(初買い)は、伊達政宗公の父である輝宗公が伊達家正月御儀式の次第を書いた天正12年(1584)年の文書に既に「二日 かいそめにて町へ代物五十指越米塩アメオコシ米買い候」とあることから、伊達家が仙台に移る以前の米沢時代からの商習俗であり、非常に長い歴史と伝統を持つ行事です。
現在でも市内の各デパートをはじめ、各商店街・専門店などが、様々な趣向を凝らし、この伝統行事を受け継いでいますが、現在では豪華な景品付きの商品はもとより、福袋や福箱、割増し商品券などの人気が高いようです。
県内各地で初売りは行われますが、仙台市では1月2日で、人気の店では前日の夜から長蛇の列で、売り出しとともに品切れになることもあります。市内はもとより、県内、福島・山形からもたくさんの人が訪れる、正月ならではの賑やかな行事です。
正月の松飾りやしめ縄、古神符を持ち寄って焼き、新年の幸福(無病息災・商売繁盛)を祈る行事。市内では大崎八幡宮のどんと祭が規模が特に大きく、全国的にも知られています。大崎八幡宮では、裸で腹に晒木綿、腰にしめ縄を巻き、白足袋・わらじ履き、口に含み紙をくわえ、右手に洋鈴・左手に提灯という出で立ちでねり歩く「裸参り」が行われ、毎年数十万人の参拝客、見物客で賑わいます。